武者小路実篤 （むしゃこうじさねあつ）

武者小路実篤（1885〜1976）は、小説家・劇作家。友人の志賀直哉らと雑誌「白樺」を創刊する。60年に渡って文学活動を続け、小説「友人」「愛と死」「おめでたき人」「真理先生」「幸福者」、戯曲「その妹」「ある青年の夢」などの代表作で知られる。一貫して人生の讃美、人間愛を語り続けた。また、「白樺」では美術館建設を計画し、昭和11年の欧米旅行では各地の美術館を訪ねるなど、美術にも大変関心が深く、多く評論を書いている。