温山 (おんざん)
温山(1748~1797)は、伊勢国松坂の人。儒僧で書画、篆刻をよくした佚山道人黙隠に入門し、内弟子としてつき従う。はじめ大阪の見友寺に、のちに京の誓願寺中の西林庵に住んだ。松坂・養泉寺の墓碑によると、師弟ともに実直な雅人で、名声や売画のために運筆しなかったという。画技には円山派の影響もみられるが、のびやかな感覚の絵を描いた。
温山(1748~1797)は、伊勢国松坂の人。儒僧で書画、篆刻をよくした佚山道人黙隠に入門し、内弟子としてつき従う。はじめ大阪の見友寺に、のちに京の誓願寺中の西林庵に住んだ。松坂・養泉寺の墓碑によると、師弟ともに実直な雅人で、名声や売画のために運筆しなかったという。画技には円山派の影響もみられるが、のびやかな感覚の絵を描いた。