山口宗季 (やまぐちそうき)
山口宗季(1672〜1743)は沖縄県に生まれた画家。
唐名は呉 師虔(ご しけん)、号を雲谷・子敬という。
琉球王国時代を代表する絵師である。
康煕30年(1691)に貝摺奉行所の絵師となった。
康煕42年(1703)には、中国福州へ留学。
4年間の滞在中、孫億など中国の絵師に画を学び、秘伝書5巻を与えられた。
帰国後には絵師主取に任命され、島津家・近衛家への献上品や御後絵制作に携わった。雍正4年(1726)に朱肉の調製技術を習得し、王国内へ広めた。