坂本善三 (さかもとぜんぞう)
坂本善三(1911-1987)は、熊本県に生まれた洋画家。本郷絵画研究所にて岡田三郎助に教えを受ける。その後、帝国美術学校(現武蔵野美大)に入学するも3年で中退。はじめ独立美術協会展で活躍し、昭和22年の独立賞をはじめ何度も賞を受賞している。昭和32年から34年まで渡仏。その後は抽象画に転じ、「グレーの画家」「東洋の寡黙」と称される。昭和61年にはフランスのFIEST展でリトグラフィ「構成80」にて専門家賞を受賞している。九州産業大学教授、熊本県美術家連盟会長なども歴任。熊本県近代文化功労者。熊本県阿蘇郡小国町に坂本善三美術館がある。「形」「連帯」「黒の構成」等の作品がある。