丘球学 (おかきゅうがく)
丘球学(1877-1953)は、愛知県に生まれた曹洞宗の僧。静岡の正医寺で14歳の時に榑松賢童住職について得度。可睡斎で西有穆山・丘宗潭に参じて、丘宗潭の法を嗣いだ。曹洞宗大学林(現駒澤大学)を卒業後、伊豆修禅寺の第38代住職、安泰寺住職、曹洞宗大学林副学監、永平寺後堂、總持寺西堂、ソウル博文寺住職などを務めた。昭和22年に帰国してからは、永平寺西堂、永平寺東京別院監院、永平寺初代副貫首などを歴任。戦災で失われた東京長谷寺の再建にも携わった。「般若台禅話」「仏教の真髄」等の著作がある。