椿椿山
春林紫雪図

Tsubaki Chinzan
Flowers and birds

掛け軸　絹本　130cm×54,5cm（総丈217cm×70cm）渡辺華石、野口小蘋箱書　二重箱入

作品の状態について

画面、表装ともに大変良い状態の作品です。
天保14年（1843年）に描かれた作品です。
全体的に椿山らしい淡い色調で描かれていますが、真ん中に描かれた黄色い鳥だけは細密で描写されています。
作品全体は淡く中国・清朝の技法から影響を受け、黄色い鳥は中国・元画の技法を用いて描かれています。
黄色い鳥は富や妊娠などの突然の幸運な出来事を意味しており、本作品もその意味合いが強い作品であることがわかります。

作家について

椿椿山（1801〜1854）は、江戸に生まれた日本画家。
画を金子金陵に学び、金陵の没後は渡辺崋山について画を学んだ。
花鳥画は中国清時代の花鳥画から強い影響を受け、肖像画は師崋山の影響を感じさせる作品を...

販売と買取（鑑定・査定）について

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