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松花堂昭乗
消息
Shokado Shojyo
Letter
掛軸 紙本 30cm×47cm(総丈107cm×48,5cm) 箱入
作品の状態について
画面はアレていますが、鑑賞に影響されているアレではないと考えています。
表装は良い状態です。
猶々忝奉存候
李章並見事之
梨子廿五拝受毎事
御懇意忝儀とも愚意ニ
存候程は御礼不得申候万々
以参扣御礼可申上候之間不具候
恐惶頓首
八 十七日 昭乗(花押)
式部卿
(封) 岩様 進上 昭乗
〈読み〉
李章並びに見事の梨子廿五拝受。毎事の御懇意忝なき儀とも愚意に存じ候程は、御礼申し得ず候。万々参扣を以て御礼申し上ぐべく候の間、具はず候。恐惶頓首。
猶々忝なく奉り存じ候。
八 十七日 昭乗(花押)
式部卿
(封) 岩様 進上 昭乗
〈語釈〉
◯ 参扣=身分の高い人の所へお伺いすること。
〈大意〉
李(すもも)および立派な梨を25個も頂戴いたしました。日頃からのご厚意をありがたく存じておりますが、感謝の言葉では到底申し上げ尽くせません。直接お伺いして心より何度も御礼を申し上げるべきところですが、略儀ながらお礼申し上げます。恐れながら申し上げます。
重ね重ねのご厚意に対し、恐れ多く存じ上げております。
〈解説〉
『光悦の書 慶長・元和・寛永の名筆』(大阪市立美術館・日本書芸院、1990年)所載品。
李(すもも)と梨を頂いた時のお礼状です。「式部卿」と自署していることから、おおよそ元和5年(1619年、36歳)から寛永3年(1626年、43歳)頃までの間に出されたものと分かります。宛先の「岩様」は誰なのかは分かりませんが、丁寧に深い感謝の意を伝えていることから、昭乗にとって大切な相手だと思われます。書き出しと4行目の「万々」の2ヶ所で墨をたっぷりと含ませ、一気に文面を綴っています。リズム感と自然さがあります。(Y)
作家について
松花堂昭乗(1584〜1639)は、男山岩清水八幡宮瀧本坊の社僧で、書画に優れた。
17歳で出家後、瀧本坊実乗から真言密教を学んで阿闍梨法印の位に就き、実乗没後の寛永4年に瀧本坊住持となった。
晩年、瀧本坊を...
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