クリックすると画像を拡大できます。
高遊外
歳朝口號
Kou Yugai
Calligraphy
掛軸 紙本 28,3cm×34,5cm(総丈112cm×45cm) 福山暁庵箱書
作品の状態について
画面、表装ともに良い状態です。
煎茶掛けにぴったりの表装裂が使われており存在感のある作品です。
寳暦春回第九年賣
茶貧士八旬五素飡
唯愧到頹齢一點梅
花絶今古
己卯歳朝口號應
無住禅衲求書
髙貧士遊外艸
〈読み〉
宝暦 春回る 第九年、売茶の貧士 八旬五。
素餐 唯だ愧ず 頹齢に到ることを、一点の梅花 今古を絶す。
己卯歳朝の口号、無住禅衲の求めに応えて書す。高貧士遊外艸。
〈語注〉
◯素餐(そさん)=何もしないで食うこと。むだ食いをする。
◯頽齢(たいれい)=老衰。衰えていく年齢。
〈大意〉
宝暦というめでたい年号も、9年目の春が回り、茶売りの貧相な男は85歳となった。世の中の役に立つこともないまま、老いぼれてしまったことは恥ずかしい。しかし、一輪の梅の花は、今も古もすぐれて高い香りを放っている。
〈解説〉
宝暦9年(1759)の元旦、売茶翁85歳の新年の感慨を述べた句です。『賣茶翁偈語』に「歳首口號」と題して収まっています。「口號」とは、感興のままに口ずさみながら吟詠する詩歌のこと。「一点梅花」の句は、僧となり、今は売茶にその道を求めている自らの境地を表しています。(Y)
作家について
高遊外(1675-1763)は、肥前に生まれた黄檗宗の僧、煎茶人。煎茶道の祖とされており、売茶翁の名でも知られる。諱は元昭、道号を月海、高遊外は号。出家して竜律寺の化霖道龍や、黄檗山万福寺の独湛性瑩らに教えを...
ご購入について
当ホームページ上で扱っております作品は、店舗でのご購入だけでなく、通信販売にも対応しております。
作品のご購入は、お電話、お問い合わせフォームよりご連絡ください。当店スタッフが心を込めてご案内いたします。
また、ホームページ掲載作品以外にも多数の在庫がございますので、お探しの作家・作品がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
担当者番号:080-9608-7598
(受付時間:10:00~20:00)
※店を不在にしている事がありますので、担当者携帯にご連絡ください。
※スマホでご覧の場合、上記の番号をタップで電話が掛けられます。
ご購入の流れ
お問い合わせ
お電話・お問い合わせフォームよりご連絡ください。
ご注文の確認
送信内容の控えを自動でお送りしております。
もし届かない場合はトラブルにより
届いていない可能性がありますのでご連絡下さい。
ご注文の確定
ご注文内容の確認をさせて頂きます。
お越し頂いてのご確認ももちろん可能です。
代金のお支払い
通販のお支払い方法は、
銀行振込(先払い)のみとなっております。
店頭ではクレジットカードもご利用頂けます。
商品の発送
きっちりと梱包してお届けいたします。