富岡鉄斎
達磨図
Tomioka Tessai
Daruma
掛軸 絹本 142cm×41,5cm(総丈211cm×56cm) 箱入 富岡鉄斎鑑定委員会鑑定書取得保証致します。
作品の状態について
画面、表装共に良い状態です。
鮮やかな色彩を用いて描かれる作品は少なく、気持ちのこもった作品と言えます。
照寂身至浄明圓始終常玅極眞離性情縁理空忘
達磨西来
不立文字直指
人心見性成仏
獨有眞性一頌雖
二十字回環讀之
成四十首計八百字
毎首用韻四至倶通
以表眞性無有
窮盡也
鐵齋外史寫并録
〈読み〉
照寂身至浄明円始終常妙極真離性情縁理空忘
達磨 西より来り。文字を立てず。直(ただ)ちに人心を指し。性を見て成仏せしむ。独り真性一頌有り。二十字と雖(いへど)も、回環 之を読めば、四十首、計八百字と成る。毎首、韻を用ひ、四至倶通、以て真性の窮尽有ること無きを表(あらは)すなり。 鉄斎外史、写して并せて録す。
〈大意〉
照寂身至浄明円始終常妙極真離性情縁理空忘
達磨が西方のインドから中国に来て、文字言説によらず、ただちに人心を指し、自心の仏性を徹見して成仏せしめた。この真性の頌は二十字であるが、ぐるぐる読むと、次のような四十首、計八百字となる。各首韻を用い、どのように読んでも意味が通じ、もって仏性のきわまり尽きることのないことを、あらわすのである。
照寂身至浄。明円始終常。妙極真離性。情縁理空忘。
寂身至浄明。円始終常妙。極真離性情。縁理空忘照。
身至浄明円。始終常妙極。真離性情縁。理空忘照寂。
(中略)
空忘照寂身。至浄明円始。終常妙極真。離性情縁理。
忘照寂身至。浄明円始終。常妙極真離。性情縁理空。
空理縁情性。離真極妙常。終始円明浄。至身寂照忘。
理縁情性離。真極妙常終。始円明浄至。身寂照忘空。
縁情性離真。極妙常終始。円明浄至身。寂照忘空理。
(中略)
身寂照忘空。理縁情性離。真極妙常終。始円明浄至。
寂照忘空理。縁情性離真。極妙常終始。円明浄至身。
〈印章〉
・「富岡百錬」白文方印
・「無量寿仏堂」朱文六角印
・「毫生仏堂」朱文楕円印
〈解説〉
達磨大師が中国の嵩山の少林寺の岩窟内で、草のように見せる坐具を敷き、壁に向かって黙々と坐禅を組む姿を描いています。すなわち面壁達磨です。画面上部の円形に字を配した「照寂身至浄・・・」は、『人天眼目』巻之下や『禅宗集成』第一冊に似たものが収められていますが、わずかな差があります。(Y)
作家について
富岡鉄斎(1836〜1924)は、京都に生まれた日本画家。
「万巻の書を読み 万里の道を行く」の座右の銘を実践した鉄斎の作品は、壮大なスケールと存在感を放っている。
画は勿論、国学・儒学を修め、幕末には...
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