三輪田米山
無事

Miwada Beizan
Calligraphy

掛軸　紙本　99,5cm×35cm(総丈171cm×47,5cm) 箱入

作品の状態について

画面に少しアレ、オレがありますが鑑賞に影響するアレ、オレではないと考えています。
表装は良い状態です。

無事
　 米山書

〈解説〉
　「無事」の二字を草書で大書した作品。米山は依頼者の心に響く分かりやすい語句を題材にして揮毫したようです。無事は、①平穏であること。平和であること。②健康なこと。③作為をもって行わず自然のまま、またその境地。などの意味があります。
　肉太で凄まじい線と意表をつく文字の形が魅力的です。黒々とした墨と、何の衒いもなく運ばれる筆は、高僧の墨跡に通じるところがありますが、あくまでも王羲之の書の古典を基軸にしています。(Ｙ)

作家について

三輪田米山（1821～1908）は、愛媛県の日尾八幡神社の神官の家に長男として生まれた。幼名は秀雄、のちに常貞と名乗る。字は子廉、号は米山のほか、清門、得正軒主人がある。
国学は大国隆正に、書は日下白巌に...

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