画題の意味:羅漢
描かれている内容が理解できれば絵画鑑賞はより一層楽しくなります。
今回は羅漢について解説します。
羅漢について
羅漢とは、最高位の修業に達した聖者。
一切の煩悩を断ち、信者から供養されるに値し信者に福を授ける存在とされています。
修行者を助けるためにこの世に現れたとされ、羅漢を供養する「羅漢講式」が盛んに行われました。
中国では宋時代、日本では平安時代以降に禅宗寺院を中心に信仰を集めました。
絵画や彫刻には十六羅漢、十八羅漢、五百羅漢など多数の作品が残されています。
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