画題の意味:諫鼓鳥
描かれている内容が理解できれば絵画鑑賞はより一層楽しくなります。
今回は諫鼓鳥(かんこどり)について解説します。
諫鼓鳥について
中国の故事に、天子が朝廷の門前に諌鼓(太鼓)を置いて、自らの政道に誤りがある時は人民にそれを打たせて、その訴えを聞こうとしたというものがあります。
しかし、天子の政治に誤りが無く、人民が諌鼓を打つことはありませんでした。その為、諌鼓は鳥の遊び場になってしまいました。
つまり、諌鼓に鶏が止まる様子は、善政により世の中がうまく治まっている天下泰平の世であることを表しています。
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