表装仕立て:事例紹介①
一文字:茶地金襴
中廻し:蝋箋紙
上下:絓
蝋箋紙
「蝋箋(ろうせん)」 は、模様を彫った版木に具引紙を載せ、丸い牙などで何度も擦り、摩擦によって模様を刷り出す事で作られます。
擦られた部分が蝋を塗ったように艶がでるので、実際には蝋を用いていませんが「蝋箋」とよばれます。
平安時代から見られる技法で、江戸時代に復元的に用いられたと伝わります。
主に煎茶に使う掛軸の表装に用いられる場合が多く、煎茶趣味の表装裂として喜ばれます。
柄が大きな物よりも小さく繊細な柄が特に珍重されています。
当店では、掛軸・屏風・額の仕立て・修復のご依頼をお受けしています。
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