9月の掛け軸:図柄の選び方と作品紹介
今回は、9月に飾る掛け軸の選び方として、おすすめの図柄一覧と作品をご紹介します。
9月におすすめの図柄
まずは9月に飾る掛け軸としておすすめの図柄をご紹介します。
次のような画題が描かれている掛軸を飾って頂くと9月らしい空間になります。
植物の図柄
まずは9月に飾れる植物の図柄をご紹介します。
・すすき
秋の七草の一つで、9月に飾って頂けます。
・撫子(なでしこ)
秋の七草の一つで、9月に飾って頂けます。
・枝豆
江戸時代には夏になると路上に枝豆売りの姿があったそうです。
・鶏頭(けいとう)
ヒユ科の一年草で6月〜9月に飾って頂けますが、主に9月に飾ります。地位昇進の意味があります。
生き物の図柄
次は9月に飾れる生き物の図柄です。
・雁(がん、かり)
・蓑虫(みのむし)
・蜻蛉(かげろう)
・鮭(さけ)
・鰯(いわし)
自然・風景の図柄
次は、9月に飾れる自然や風景に関する図柄です。
下記の画題、事柄が描かれた作品は9月に飾って頂けます。
・秋草
・月
・富士の初雪
・仲秋
・野分
その他の図柄
最後に9月に飾れるその他の図柄です。
・唐辛
・秋茄子
・粟
・玉蜀黍(トウモロコシ)
・芋
作品の例
9月に飾っていただける掛け軸の具体例として、当店のホームページに掲載中の作品を何点かご紹介します。
越渓守謙:指月布袋図
臨済宗の僧である越渓守謙の晩年の作品。布袋の表情が非常に良い一幅です。
https://www.matsumoto-shoeido.jp/collections/345
英一蝶:竈秓、秋草、蘺菊
水墨と色彩のメリハリの効いた良い作品です。余白をいかした構図はいかにも英一蝶の作品です。
https://www.matsumoto-shoeido.jp/collections/255
谷文晁:夜月図
文化13年(1816年)に雨上がりの夜の月を、実際に見て描かれた作品です。
https://www.matsumoto-shoeido.jp/collections/149
当店のホームページでは、他にも多数の書画をご紹介しています。
上記の書画一覧とは別に、手頃な価格の作品を「調度品としての掛軸」としてご紹介しております。
9月以外の季節に合った掛軸については下記のページをご覧ください。
当店では、お部屋の種類や季節などに合わせた図柄選びのご相談などもお受けしておりますので、お気軽にお問い合わせください。