古美術品・骨董品の損しない売り方。買取店の選び方と売却法。
古美術品・骨董品を売る場合は、少しでも高く買取ってくれるお店を選びたいと思うのではないでしょうか?
古美術品・骨董品の買取価格は、同じ品物であってもお店によって大きな差があります。2倍や3倍の差があることも多いですし、10倍以上の差がつくこともあります。
差がつく理由は様々ですが、このページでは差がつく原因を説明しつつ、高く買い取ってくれるお店の見分け方を解説していきます。
原因1:お店の種類
古美術品・骨董品を買取るお店は大きく分けて2種類あります。
1つは買取り専門店、もう1つは買取と販売の両方を行っているお店です。
買取り専門店
買取り専門店の場合は、お客さんから買い取った品物を、業者市場や専門店に転売することで、差額を利益としています。
ですので、買取り専門店から品物を買っている側のお店より買取り価格は安くなる傾向にあります。
買取り専門店から品物を買っている側のお店は、どういうお店かと言うと、買取と販売の両方を行っているお店です。
買取と販売の両方を行っているお店
買取と販売の両方を行っているお店の場合は、お客さんや買取専門店から買い取った品物を、直接コレクターや愛好家などに販売します。
買取り専門店に売った場合は、
「お客様→買取専門店→業者市場→販売店→お客様」
という流れになります。
一方、買取と販売の両方を行っているお店に売った場合は、
「お客様→お店→お客様」
という流れになります。
つまり、間に入る業者の数が少ないので、余分な仲介手数料が不要になり、その分だけ高く買い取ってもらえる可能性が高くなります。
お店の種類の見分け方・選び方
店舗やホームページを見ても販売をしておらず、買取のみの場合は基本的に買取り専門店です。
そういったお店を選ぶより、店舗やホームページで販売も行っているお店を選んだ方が、高く売れる可能性は高くなります。
ただ、販売を行っているお店ならどこでもいい訳ではありません。
ポイントは、ご自分が売りたい品物と同じような品物を販売しているお店を選ぶことです。
買取と販売の両方を行っているお店の場合でも、専門外の品物は業者市場で売ることもありますので、ご自分が売りたい品物と同じような品物を販売しているお店を選ぶようにしてください。
ちなみに当店では、日本美術・中国美術・朝鮮美術の書画、お茶道具を中心に、古美術品全般の買取と販売を行っています。ネットでの無料鑑定も行っていますのでお気軽にご利用ください。
次に、2つ目の原因を解説していきます。
原因2:目利き力・鑑定力の差
古美術品・骨董品の買取を行っているお店であっても、必ずしも目利き力・鑑定力が十分でない場合があるのが現実です。
例えば、TVの鑑定番組で、骨董商から数百万円で買った品物が偽物だったとか、逆に数万円で買った品物が100万円以上になったりということがよくあると思います。
どうしてあのようなことが起こるかといえば、目利き力が十分でないお店が多くあるからです。
100万円以上の価値がある品物を数万円で売ってしまうようなお店は、買う方のお客さんからすれば良いかもしれませんが、買い取ってもらう場合は問題です。
そういったお店は避けて、きちんとした鑑定・査定が行えるお店を選ぶようにしてください。
目利き力・鑑定力があるお店の選び方1
目利き力・鑑定力があるお店を選ぶポイントの1つ目は、売りたい品物と同じジャンルを専門にしているお店を選ぶことです。
ただ、専門店であっても目利き力・鑑定力が十分でないお店はありますから、いくつかのお店で査定してもらうのが確実です。
売りたい品物と同じジャンルを専門にしているお店をいくつか選び、複数のお店に査定を依頼するようにしてください。
ただ、複数の店舗に品物を持ち込むのは手間もかかりますし、査定だけしてもらって帰るのは気が引けるかもしれません。また、近くにお店が複数ないこともあると思います。
そういった場合におすすめなのが、インターネットでの無料鑑定を利用することです。最近では多くのお店がホームページで無料鑑定を行っていて、携帯電話やスマートフォンで撮影した写真を送れば簡単な鑑定をしてくれます。
その結果、価値ある品物であれば、たとえ遠方でも無料で出張買取をしてくれますし、品物を郵送して買取ってもらうことも可能です。ですから、遠方のお店でも気にせずインターネットでの無料鑑定を利用してみてください。
ちなみに、当店でもインターネットでの無料鑑定を行っていますし、納得してお売りいただきたいので、他のお店との相見積も歓迎しております。
目利き力・鑑定力があるお店の選び方2
目利き力・鑑定力があるお店の見分け方にはもう一つ方法があるのですが、この方法を使える方は多くないと思いますので、参考程度の情報になります。
その方法とは、売りたい品物と同じジャンルを扱っている美術館の学芸員さんや学者の先生に信頼できるお店を紹介してもらうことです。
当店の場合も、美術館の学芸員さんや学者の先生からの紹介で来店されるお客様がおられますが、紹介で来られる方は、買取り依頼の方よりも、作品を買いたいコレクターの方が多いです。
買取りの場合は、複数のお店で相見積を取ればある程度の判断は誰でもできますが、ご自分が買う場合は相見積できませんから、信頼できる方からの紹介を利用されるのだと思います。
特に、海外のコレクター等は学芸員さんや学者さんの話でないと信用しないため、紹介で来店されることが多いです。
少し話がそれてしまいましたが、続いて3つ目の原因を解説していきます。
原因3:資金力の違い
査定額が数万円くらいの品物であれば資金力が問題になることはないと思いますが、数百万円を超えるような品物になってくると問題になることがあります。
古美術品・骨董品の買取は現金での即払いが基本ですので、数百万円を超えるような品物を適正な価格で買い取る場合はそれなりの資金力が必要になります。
また、ごく一部の人気作家の作品を除けば、売れるまでにかなりの時間がかかることが多いですので、売れるまでの間、在庫を抱えるだけの資金力も必要になります。
当店の場合は、たとえ数千万円を超えるような品物であっても、適切な査定額で即金買取させていただきますが、すべてのお店がそういった対応を取れるわけではありません。
資金力のあるお店の見分け方
資金力があるお店かどうかを知るための直接的な方法はありませんが、ここでも結局は複数のお店で査定してもらうことです。
資金力がないために適正な買取価格を提示できないお店は、必然的に他のお店よりも査定額が低くなるはずですので、複数のお店に査定してもらい、買取額が高いお店を選んでおけば問題ないはずです。
(※ただし、査定額が他のお店より低くなる理由は様々ですので、査定額が他より低い=資金力がないではありません。)
古美術品・骨董品を売るお店の選び方まとめ
以上で、お店によって買取額に違いができる原因と対策の解説は終わりですので、最後に古美術品・骨董品を売るお店の選び方をまとめておきます。
1.まず、売りたい品物と同ジャンルの品物を販売しているお店をいくつか探す
最近はインターネットを使った鑑定や、無料の出張買取、郵送での買取といった方法も利用できますので、あまり地域にこだわらず、お店選びをした方がいいと思います。
2.次に、複数のお店に査定を依頼
インターネットを使った鑑定なら、手間もかかりませんし、複数のお店に査定を依頼するのに便利です。
ただ、作品の細かな状態など、実物を見ないとわからないことも多いですので、インターネットでの鑑定では、おおよその目安しか提示してもらえません。
ですので、とりあえずインターネットで鑑定してもらい、その中で査定額が高いお店や、説明・対応がしっかりしているお店に実物を見てもらうようにしましょう。
当店での鑑定・買取りについて
当店では、日本美術・中国美術・朝鮮美術の書画・掛軸、お茶道具を中心に、美術品全般の買取と販売を行っております。
ホームページに掲載している作品以外にも数多くの在庫があり、国内外の愛好家・コレクターや美術館などへの販売ルートがあるため適正な価格での買取が可能となっております。
また、当店が専門外で高く買取れない品物の場合でも、信頼できる専門業者の紹介など、適正な価格で売却するためのご相談に応じさせていただきますので、どんな品物でもお気軽にご相談ください。
当店では、店頭での鑑定・買取はもちろん、匿名でもご利用いただけるネットでの無料鑑定や、無料の出張鑑定、郵送での買取も行っていますので、北海道から沖縄まで日本全国からお気軽にご利用ください。
また、納得してお売りいただきたいので、他のお店との相見積も歓迎しております。
当店の買取は、秘密厳守、現金での即金買取が基本ですが、買取方法にご要望がある場合は、可能な限りご希望に沿った方法で行わせていただきますので、遠慮なくお申し付けください。