福井爽人 (ふくいさわと)
福井爽人(1937-)は。北海道に生まれた日本画家。平山郁夫に教えを受ける。静かで穏やかな色彩で表現した作品を得意とし、院展で数々の賞を受賞。「秋影」「桜島」「古陽」などの作品がある。
高校卒業後に一度は日本大学芸術学部に進学したが、東京藝術大学で助手を務めていた平山郁夫に出会ったことで東京藝術大学を目指し、1961年に東京藝術大学美術学部日本画専攻に入学した。
修士課程の終了後に東京藝術大学の助手となり、法隆寺金堂壁画再現模写やイタリア初期ルネサンス壁画調査団などに参加。中国やインド等にもたびたび訪れている。1983年には日本美術院同人となり、2002年からは理事に就任した。また、1991年から東京藝術大学の日本画科で教授を務め、2005年の退官後は名誉教授となった。