石踊達哉 (いしおどりたつや)
石踊達哉(1945~)は、満州に生まれた日本画家。現代日本画壇を代表する画家の一人。その画風は平成の琳派とも称される。
終戦後に満州から帰国。18歳まで鹿児島県で過ごし、東京藝術大学に入学。1970年に東京藝術大学大学院を修了した。
その後は、日本だけでなくイタリアやフランス・中国などの展覧会にも作品を出品するなど活躍。
1996年には瀬戸内寂聴の現代語訳「源氏物語」にて装幀画全五十四帖を担当。また、金閣寺方丈杉戸と客殿格天井画、回向院市川別院の壁画、三十三間堂の障壁画、両国回向院の格天井画なども制作した。
画集に「石踊達哉画集」(1998年、講談社)、「石踊達哉画集 ―咲く―」(2008年、小学館)、「石踊達哉全仕事」(2016年、求龍堂、全4巻)がある。