今井俊満 (いまいとしみつ)
今井俊満(1928-2002)は、京都に生まれた洋画家。上京して武蔵高等学校に入学。荻太郎、梅原龍三郎、安井曾太郎らに教えを受ける。1948年の卒業後、派遣学生として東京藝術大学美術学部油絵科で1年間学んだ。1952年にフランスに渡り、アンフェルメル絵画運動に参加するなど世界的に活躍した。日本を代表するアンフェルメルの画家として名を馳せ、1963年のサンパウロ・ビエンナーレ等に作品を出品した。その後、1968年に日本に帰国。「秋」「カオス」「花鳥風月」「ヒロシマ」シリーズ等の作品がある。紺綬褒章受章を受賞している他、フランスでレジオン・ドヌール勲章や芸術文化勲章(コマンドール)を授与されている。