道者超元 (どうじゃちょうげん)
道者超元(1602-1663)は、明代の中国・福建省に生まれた臨済宗の禅僧。道号が道者、法諱が超元、字は若一。隠元隆琦の法弟である亘信行弥に参禅して法を継いだ。1651年(慶安4年)頃に渡来して、はじめ長崎・崇福寺の住持となった。また、平戸藩主・松浦鎮信の招きに応じて普門寺の住持も務めた。1655年(明暦元年)に渡来した隠元隆琦が崇福寺に入ると、自身は監寺を務めた。1658年(万治元年)頃に中国に帰国。盤珪永琢・慧極道明・潮音道海などの弟子がいる。「道者禅師語録」を残した。