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天田愚庵
二行書
Amata Guan
Calligraphy
掛軸 絖本 134cm×34cm(総丈202cm×50,5cm) 箱入
作品の状態について
画面、表装ともに良い状態です。
自有負嵎勢豈無歸法縁階前長
嘯罷却伴老僧眠 虎蹲石 愚庵
〈訓読〉
自(おのずか)ら負嵎の勢い有り、豈に法縁に帰すこと無からんや。
階前 長嘯して罷(つか)れる、却(かえ)って老僧の眠りを伴う。虎蹲石。愚庵。
〈私訳〉
虎蹲石にはもともと虎が山の曲(くま)を背にして構えるような威勢を備えている。(これを見て)どうして仏縁に帰すことがないだろうか(いや、仏縁に帰すはずだ)。そして、(虎蹲石を安置している)庭先で声を長くひいて歌を吟じて疲労しきっている。それではいっそ、老僧の眠りを誘ってしまう。
◯負嵎 トラが山の曲(くま)を背にして威勢をあらわす。 ◯法縁 仏法に会う縁。仏縁。 ◯長嘯 声を長くひいて、詩や歌を吟ずること、大声で叫ぶこと。
〈解説〉
『愚庵全集』の「愚庵詩稿」に「虎蹲石」と題して収まる五言絶句を揮毫しています。虎蹲石とは、トラが尻を地に着けず、両膝を曲げて座った姿に似た石のことです。割と細めの筆を縦横無尽に駆使して軽快に書き上げています。二行を中央に寄せ、紙面の両側に広く余白をとったことで、半切というサイズよりも縦長に見えてすっきりとした印象です。縦に流れる美しさがあります。(Y)
作家について
天田愚庵(1854年〜1904年)は福島県に生まれた禅僧、歌人。
本性は甘田。別号に鉄眼がある。
戊辰戦争で両親兄弟と別れ、山岡鉄舟の紹介で清水次郎長の養子となった。
父・清水次郎長が収監中に養子縁組を解消...
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