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志賀直哉
一行書
Shiga Naoya
calligraphy
掛軸 紙本 115,5cm×33,4cm(総丈191cm×46,5cm) 箱入
作品の状態について
画面、表装ともに良い状態です。
棲處清
(読み)棲処清し。
(大意)住まいは清らかである。
作家の網野菊が『書を語る』(2) (二玄社編集部編、昭和63年)に寄せた文章によれば、志賀直哉の書斎の壁には弘法大師の拓本が貼られてあって、自分の字が弘法大師の字に似ていると言われたことを聞いて「自然に影響を受けたのかもしれない」と答えたといいます。また、滝井孝作の随筆集『志賀さんの生活など』(新潮社、昭和49年)に「志賀さんの書」という一篇があります。これによれば、志賀直哉は昭和25年8月に箱根芦の湯の紀の国屋に避暑した際に、副島種臣の書を見て、字を習う気を起こし、その後、熱海市大洞台の山荘で日課のように午前中は「徳不孤」「棲処清」「臥柳自生枝」など、自分の書きたい字を書き習ったそうです。
何かを習うという習字ではなかったとはいえ、彼の眼の確かさと豊かな感受性には驚かされます。本作は、日頃の習字で書き慣れた語が揮毫されています。北碑を根底にした肉太で重量感のある書は、揮毫された内容とも合致しており、鑑賞者を洗われたように清々しい気持にさせてくれます。(Y)
作家について
志賀直哉(1883〜1971)は宮城県に生まれた小説家。
雑誌「白樺」を、武者小路実篤らと創刊。
代表作「大津順吉」「范の犯罪」「城の崎にて」「和解」などがある。
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